Activity Report
活動報告〖~~放射線から身を守るには~~〗
平成23年3月11日には、地震と津波によって福島第一原子力発電所で事故が起こりました。あれから14年経ちましたが、現在でも避難を余儀なくされ慣れない環境の中での生活が続いている方々がいます。復興に向けた取り組みは着実に進んでいるところですが、今なお風評被害があることは否めません。改めて放射線について理解を深め、一人一人が今後放射線とどのように向き合っていくべきかを考えるため、3年生が授業を行いました。連携協働してくださった、公益財団法人 原子力安全協会協会様、環境省福島地方環境事務所様には本当にお世話になりました。
♦学習その1—「放射線って、何だろう」—
《放射線は体に残らないので人から人へはうつりません》
《病院では放射線が検査や治療に利用されています》
《火も水も大きくなったり、多くなったりすると大災害になるのと同じです》
♦学習その2—放射線を量ってみました—
《GMサーベイメータで量りました》
《教室・ポテトチップ袋・こんぶ・食塩・やさしお・校庭の土・肥料》で調査
♦学習その3—表にまとめました—
♦学習その4—記録シートに記録と感想を書きました—
★「やさしお」や「肥料」の放射線が多いわけ
〇 「やさしお」や「肥料」には、「放射性カリウム」という放射線を出すものが含まれ
ています。カリウムは植物が成長するのにとても大事な栄養の1つなのです。
◎ 放射線は一定ではなく、ばらばらに飛んでいます。
◎ 自然の放射線は身近にあり、食べ物などにも放射線を出すものが含まれています。
♦学習その5—「霧箱」を使って、放射線が飛んだ跡を見ました—
今回の学習を通して、放射線や放射性物質から身を守る方法(放射性物質から離れる、マスクやハンカチで口を覆う、建物の中に入る、野菜はよく洗って食べる)について学習しました。学んだことを振り返りながら、災害を乗り越えて未来に向かって生活するために、自分たちが何をしていくべきかを考えるきっかけになるといいですね。