Activity Report
活動報告四倉町大野地区は、いわき市を代表するハウストマト産地です。地元産トマトの魅力を皆様により知っていただくため、民間事業者との連携によるトマト栽培学習と収穫、採りたてを活かす調理実習を同時に学ぶ市民講座「~生産者&野菜ソムリエから学ぶ~恋する大野の真っ赤なトマト」を、5月19日(金)、6月2日(金)の2回にわたり開催しました。
第1回目は、受講生12名が大野地区で30年以上に亘りトマトを栽培している「大野水耕生産組合」のハウスを訪れ、専務理事で講師の大和田哲嗣さんから、ハウス内におけるトマトの栽培方法等を教えていただいた後、実際に収穫体験を行いました。
受粉で活躍する可愛いマルハナバチが飛び回る中、受講生は熱心に学習した後、真っ赤に完熟した中玉トマトの中から最も食べ頃を迎えたものを教えていただきながら、幹を傷つけないよう真剣に収穫しました。「こんなに興味をもっていただいて大変嬉しいです」と、大和田さんも驚くほど受講生は多くの質問を行い、ハウストマト栽培の理解を深めました。
全体の工程学習 | マルハナバチの巣箱説明 |
とても広いハウス内 | ワクワク収穫体験 |
収穫後は公民館へ移動し、野菜ソムリエの荻野智代先生からミニトマトと中玉トマトを使った和洋折衷の調理実習です。輝きのある鮮やかなトマトレッド、フローラルな心地良いアロマが漂う新鮮な素材を生かすレシピを基に、和気あいあいと楽しく調理を行いました。
第2回目は、朝収穫したばかりの大玉トマトを大野水耕生産組合で受け取り、受講生は公民館で新鮮で大きい素材を活かす調理実習です。手際よく、息もぴったりで、笑い声が絶えません。「トマトのご飯なんて初めて」「トマトのお料理はイタリアンのイメージでした」「トマトは生でしか食べたことがありませんでした」「普段家にある材料でできるから助かる」など、受講生から感想を頂くことが出来ました。講座名「恋する大野の真っ赤なトマト」のように、心(ハート)まで真っ赤に染めながら貴重な学習を体験しました。
今年度後期は「恋する大野」シリーズの新しい講座を予定しています。楽しみにお待ちください。