Activity Report
活動報告福島県では、震災から14年経った今も県内各地で放射線量を定期的に測定しています。本講座では、福島県環境放射線センターの技師にお越しいただき、現在の状況や災害時における検査方法を学んだ後、放射線測定器による施設周辺の線量測定体験を行い、私達の身近にある放射線について理解を深めました。
先生は、とても穏やかに要点を分かりやすく説明します。受講生から次々と質問があり、とても活気に満ちた雰囲気に。
・放射線は高いエネルギーを持った粒子や電磁波
・生活の中で様々な物から放射線が放出
みかげ石、昆布、温泉の素からも自然放射線が出ていることに目を丸くする受講生。興味深い講義で誰一人ウトウト(?)せず知識を吸収していきます。
しっかり基礎を学んだ後は、いよいよフィールドワークタイムです。全員で外に出て、敷地内の線量を測定器で測定します。
敷地内の他、近くにある山林の一部も測定しましたが、極端に高い場所はありませんでした。公民館に戻り、最後は災害時等で活躍する持ち運び可能な放射線測定装置について説明を受けます。
「震災から時間がたって不安が薄れていましたが、今回勉強したことを忘れないで過度に恐れず生活していきます」「若いのに話が上手だった先生に感謝しています」「環境放射線センターがあることを知らず、避難訓練等もしてくれていると知り安心して暮らせます」受講生からは好評のコメントを多くいただきました。
「皆さんが話を真剣に聴いていただき、質問が想像以上にあって嬉しかったです。私達もそうですが人生勉強だと思いますので、これからも知りたいことは遠慮なくセンターに聞いてください」先生からは笑顔で最後のお言葉を頂きました。南相馬から来ていただいた鈴木様、小椋様、とても貴重な学習時間を提供いただき本当にありがとうございました。
これからも福島の未来に向けて、モニタリング頑張ってくださいね!